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気まぐれ社長コラム No.35「政治への関心」

  • 兎澤直樹
  • 2024年10月30日
  • 読了時間: 3分

*この記事は弊社ドットコネクトの学生アルバイトに配信している「気まぐれ社長コラム」の内容(2024年10月29日)を抜粋して掲載しております。


前回のコラムで選挙について書いたが、国をあげての衆議院議員選挙が終わった。


投票にちゃんと行った人もいるかもしれないし、住民票が実家のままだから投票券がなく投票所も遠いから行けなかった人もいるかもしれない(法律的には引っ越したらきちんと住民票は14日以内に移さないといけない(住民基本台帳法)のだが、正直僕も大学生の頃は面倒で移してなかった)。


君たちにとってはもしかしたら、「政治とか選挙とか、何をどう判断したらいいか分からない」という想いを抱いている人も多いのではないだろうか。


僕も学生の頃なんて全然だった。だから人のことは言えないが、今だから思うのは、もっと早く関心を持っておけばよかったということだ。「やばい、関心を持たないと」と本気で思えるときには、すでに結構手遅れなこともあるからだ。今はスマホで1、2時間も調べれば相当なことが分かる。


さて、この前の衆議院議員選挙の結果は、おおかた予想通りだった。


これまで過半数を取っていた自民党(+公明党)が大きく議席を落とし、その分、第一野党である立憲民主党や国民民主党が議席を伸ばした。


自民党が議席を落とすのは当然なのだが、そこで次に来るのが立憲民主党というのが今の日本の残念なところだ。もう少しマシな政党が来ないといけない。


もっと残念なのは、これだけ安全保障(国防)や経済対策、少子化対策、災害復旧、教育問題など超重要なことが目白押しなのに、今回の選挙の主な争点が「政治とカネ」だったことだ。危機的状況なのに、のんきな国である。


マスメディアもこれまで、裏金ばかり報じてきたから世論が引っ張られている。確かに裏金は良くないが、今の日本はそれを衆院選の争点にできるほど平和ではないのだ。


目を背けてはいけない問題がたくさんあるのに、報じるのは裏金問題ばかり。それもこれも国民が関心を持たずに投票率が低いからだ。結局、政治家の問題は、国民の問題なのだ。


この痛手をもって自民党が本当に本来の党是に立ち返るならまだ希望はあるが、今の自民党ではまだまだ全然ダメだ。日本の政治に希望が持てる時期はまだしばらくこなそうだ。


自民党総裁選は石破氏が当選。今回、議席を伸ばした立憲民主の党首は野田氏だ。


はっきり言おう。どちらもこの国の危機に真正面から立ち向かい、未来をよくしようなどとは本音ではちっとも思っていない。


これはもう、ますます「自分ができること」に集中するしかない。自分のコントロールが効かない領域でイライラしても仕方がない。大谷選手は野球に専念している。


僕の場合は子育てと仕事だ。君たちは学業だったり、働く準備だったり、旅だったり、勉強だったり、たまにアルバイトだったり、いろいろだろう。


しかし、前にも伝えたが、若い世代の投票率を上げること。政治が良くなるにはこれしか本当にないのだ。


できれば政治にも関心は持ちつつ(生活に直結してくるし君たちの子ども達の世代にも影響するから)、自分が今やるべきことに集中するよう心がけよう。


P.S.とはいえ今回の選挙では、二階氏の息子が落選したり、公明党の代表・副代表が両方とも落選したり、他にも小さい芽だが今までなかった良さそうな芽が当選したりと、悪いことばかりではなかった。日本はそれでも(政治とマスメディア以外は)基本的に良い国だから、僕や君たちのような世代がさらに内発的な希望を自らに見つけ、発展させ、少しだけでもこの国をより良くする一助になるしかないのだ。

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