気まぐれ社長コラム No.54「ご縁を大切に」
- 兎澤直樹
- 10月7日
- 読了時間: 5分
*この記事は弊社ドットコネクトの学生アルバイトに配信している「気まぐれ社長コラム」の内容(2025年10月6日)を抜粋して掲載しております。
久々のコラムだ。
なんだかしばらく慌ただしい時期が続いてしまった。
先週は以前もお伝えした通り、MICHIRU RPAの開発企業である、株式会社MICHIRUさん主催のイベントで熊本に行ってきた。
昨年同様、佐藤駿成くんは希望してくれたので一緒に行ってきた。
イベントの後の懇親会、二次会、翌日のゴルフにも参加して色々なビジネスパーソンと接する機会があったから、また新たな刺激を受けたのではないだろうか。
人生というのは、自分が起こした行動の中でご縁があった人との出会いで構成されると言っても過言ではない。
「あの時の偶然の出会いが、後になってこうなるとは思いもしなかった」なんてことがよくある。
僕は、それこそがドット(点)がコネクトする(つながる)ということだと思っている。
そして、それらの偶然の出会いは、計画しようと思っても無理だ。
ビジネスはどうやって生まれるか。
僕は出会いから生まれると考えている。
RPAの事業だって、株式会社MICHIRUの社長の弓場さんと、大学生のときにオーストラリアに留学したときに、たまたま同じ時期に同じ語学学校に通っていて出会ったというご縁なのだ。
そこから約10年の時を経て、ドットコネクトのRPA事業は生まれたのだ。
部活や授業やテストなどで君たちも忙しいと思う。はっきり言ってアルバイトなんて二の次でいい。
それでも僕が君たちに言いたいのは、学校やアルバイトなど、あらゆることをきっかけに偶然生まれた出会いを前向きにいかせるような、いわば「つなぐ力」のようなものを持ってほしいということだ。
人生、本当に何があるか分からない。だから面白い。
期待している訳ではないが、君たちといつか僕が仕事をさせてもらうことになるかもしれない。
君たちが専門分野を持てば、それを知っている僕は、将来のお客さんを紹介できるかもしれない。
ドットコネクトのアルバイトで出会った君たち同士で一緒に会社創って何かやり始めるかもしれない。
よっぽど「自分はこれをやっていくんだ!」というものがない限り、出会いを大切に、柔軟に生きていくのもとても刺激的で面白い。
でもそうなるためには、自分自身が柔軟でいなければならないし、多くの人から「いい感じ」に思ってもらう何かを身につける必要がある。
それでこそ、あらゆる出会いを後々になって前向きにいかせるような「自分」になれるのか。
僕が心がけていること、心持ちを挙げてみたいと思う。
①「全ては必要・必然・ベスト」だと思うこと
あらゆる出会い、あらゆる出来事というのは、その全てが自分にとって必要なものであり、必然的に起こるべくして起こっていることであり、かつ、ベストなタイミングで起こっていると捉えること。
そう捉えると、あらゆる点と点がつながってくるのだ。
②誰に対しても偉そうにしないこと・謙虚でいること・誠実でいること
傲慢な人は嫌だよね。関係が壊れるときというのは、たいていは片一方が傲慢だったことが原因だ。
謙虚・誠実でいれば、少なくとも傲慢によって人が離れていくことはない。
傲慢でいなければ、人が離れず、SNSなどで薄くでも繋がっていれば、ふと何かあったときに「久々に会いませんか?」とか「RPAやってましたよね。ちょっと話聞いてもらえませんか?」という連絡をいただけたりするものだ。
③専門分野・得意分野を持ち、磨き続けること
社会に出たら、何かしらで専門分野を持つことだ。
そして、小さくてもいいから「これに関しては社内で誰よりも詳しい」みたいな分野を持つことだ。
そしてさらに、少しずつアップデートしていくことだ。
そういう情報も発信していると、やはり「ちょっと話聞かせてほしい」という人が現れたりしやすい。
④自分の内発的な「面白そう」「良さそう」みたいな感覚を信頼してフットワーク軽く行動に移すこと
こんなところだ。
③に関しては、もちろん「自分はどの領域を専門分野として深めていこうか」ということを決めるのは簡単ではない。
僕も、何か夢や特別なスキルがある訳ではないから、常に今後どうしていこうかと考え続けている。
ただし、どんなに考え続けても意外と答えが出て来なかったりする。
では、どうやって答えというか、自分が「これだ!」と腑に落ちるものが見つかるかと言えば、やはり行動して、どんどん人と出会うことなのだ。
僕はそうやって道が拓かれてきた。
本を読んだり、その本で推薦されていた本を読んでみたり、その本の著者の講演会に参加してみたり、その会場で出会った人と後日お茶に行ってみたり、興味が湧いた外国にとりあえず行ってみたり、そこで出会った人と話してみたり、そんな感じだ。
大事なのは、自分の狭い世界を広げること。動くこと。参加してみること。
もちろん、その中で僕も人にだまされたこともあるし、あまり良い印象を抱かなかった人たちだってもちろんいる。
それでも、人を見る眼力が養われる。勉強になるのだ。
大事なのは、そんな人もいるけどとにかく動いてみること。やってみることなのだ。そしてどんな人に対しても謙虚に誠実に。
いくら机の上で悩んでいても解決はしないのだ。AIだって君たちが腹落ちするものを提示できるかどうかで言えば微妙だ。
ちょっとでも興味を持ったら、どんどん動くようにして見てほしい。
すると、必ず何か得られるものがあるはずだ。
その行動を積み重ねた人は、割とどこでも生きていけるだろうし、強いし、折れないし、頼られる。そんな人生も面白い。
アルバイトであれば、単にその時間だけ仕事しておしまいではなく、もっと踏み込んでみる道もあるはずだ。
その領域になると僕からの強要はできないが、君たちの「こんなことしてみたい」「こんなことしたらもっと良くなりそう」「こんなの面白そう」みたいな話はどんどん聞いてみたい。
P.S.来年も熊本のイベントはたぶんあると思うから、参加したければぜひ。^ ^
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