• 兎澤直樹

変革期の今こそ、人生と経営に「歴史観」を持つ



みなさん、こんにちは!

株式会社ドットココネクトの代表取締役・兎澤です。


この記事を執筆している今は、2020年4月末日。


中国武漢から発生した新型コロナウイルスが蔓延し、世界中が自粛ムード。

飲食店の多くは店をオープンできず、観光地も閑古鳥が泣いている状況。


リーマンショックを上回る市場への影響が出ており、

世界では職を失う人や、廃業する企業も増えています。


なんとか早く収束させたいものですね。


一方で、オフィスに出社しなくても、お客様先に出向かなくても、

ZOOMなどのオンラインによる打ち合わせがもはや当たり前になり、

デジタルというものを受け入れざるを得ない状況もできつつあります。


かく言う私も、今は仕事で外出することはほぼなく、

移動時間がない分、むしろ仕事の打ち合わせもZOOMで行い、

家族(妻と1才になったばかりの娘)との時間も増えています。


もちろん、新型コロナの発生を待たずとも、

AI、IoT、ブロックチェーンなどのテクノロジーが社会を劇的に変革しつつある昨今、

価値観の変化が凄まじいスピードで進んでいます。


今回の新型コロナがそのスピードを早めたことは間違いないでしょう。


そして今回お伝えしたいのは、

「こういう時代の変革期こそ、人生と経営に”歴史観”を持つことが大切ではないか」

というお話です。


「歴史観」とは、私なりの解釈ですが「自分は連綿と続く歴史の一員である」と自覚することです。


ではなぜ、「歴史観」を持つことが大切だと感じているかというと、主に理由は3つあります。


①本質を見極める目を養うため

②後世に対して責任ある行動を取れるようになるため

③自分と社会を革新するため


少し詳しく書いてみます。



情報が錯綜するからこそ、本質を見極める目を


今は連日のように新型コロナに関するニュースが取り上げられ、

様々な意見がSNSでも飛び交っています。


何が正しいのか、人類が経験したことのないウイルスであるだけに、

迷いも生じやすい状況です。


そうやって時代が大きく変革するときにあたふたせず、

適切な判断ができるようになるには、適切な情報が欠かせません。


本質を見極める目を養うために大切なのは、やはり「歴史に学ぶ」ことでしょう。


賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言いますが、これは本当だと思います。


私たちが悩んでいることなど、その多くは先人たちがすでに経験しているのです。


確かに今回の新型コロナウイルスは過去に事例がありませんが、

同じようにこれまでパンデミックに発展した事例はいくつもあります。


また、ウイルスに限らず、時代の変化というのは常に起きていて、

都度、メディアなどの情報を鵜呑みにして判断してしまう人もいれば、本質を見極めて適切に判断してきた人もいます。


常に歴史というのはその連続です。


「今なぜこの状態(結果)になっているのか」ということに適切な解を見つけるには、

「歴史」にその本質を求めざるを得ない訳です。


危機に陥った時などに、それをチャンスにできた人とそうでない人の違いはなんなのか。


一時は栄華を極めたのに転落してしまった人は何が原因だったのか、などなど。


物事の本質を知ろうと思うと、あらゆる歴史やその中の人物をケーススタディとし、

それぞれの結果を生み出している原因の違いはなんなのか、そこを考え続けることが大切だと思う訳です。


逆に、その本質を掴んでいれば、

過去に失敗してきた人と同じ轍を踏まなくて済むようになりますし、

より適切な判断を素早く下すことができるようになると思う訳です。



”今”という歴史の一瞬間を担っていることの責任


自分が生きているこの人生は、連綿と続く長い歴史のほんの一瞬に過ぎません。


ホモ・サピエンスという言葉も話題になりましたが、

長い過去の積み重ねが全て影響して今があるのは間違いありません。


日本で言えば、2600年以上も万世一系が続き、

世界一長く同じ国家が続く、他に類を見ない歴史を持っています。


そして、その長きに渡って先人たちが紡いできた日本人の精神性も素晴らしい。


僕はこのことに、誇りを感じますし、勝手ながら、

そういう歴史を背負って生まれてきたことに責任感も持っているつもりです。


というのも、僕はこれまで約30カ国・50回くらい海外を旅してきて、その度に、「日本人だ」と認識されると、不思議とあまり悪い待遇を受けないのです。


つまり、海外の人と話すと、どうやら日本人はリスペクトされていることが多い訳です。(例外もありますが)


それは当然、僕がすごい人間なのではなく、日本の先人たちがリスペクトされるような功績を残してきたからだと実感するわけです。


そうなると、当然、今を生きている僕たちがどう振る舞うかで、娘たちやそれ以降の世代が海外でどういう扱いを受けるのかが変わってしまうということでもあるのです。


そこにはやはり責任感を持たざるを得ません。


中には、自国都合で歴史を簡単に改ざんして、先代や他国を攻撃し続けてきている歴史を持つ国もあります。(どことは言いませんが笑)


彼らに欠けているのは、「後世に対して今を生きている自分たちには責任がある」という「歴史観」だと思います。「歴史観」がないから歴史を簡単に改竄する。だから歴史に学べない。そうやって国際ルールから逸脱した行いが平気でなされる訳です。


「後世にどんな状態で社会をつなげるか」が今を生きる僕たちの世代の役割の全てではないかと、そんな風に僕は思います。


そういう認識でいれば、家庭では、娘に対して何をしてあげられるかを考える上での根本的な軸ができますし、仕事をする上でも周囲の人たちに対して人の道に反するようなことはしないで済むようになります。


そういう「信用」によって育まれた関係性は、きっと人生を豊かなものにしてくれると思う訳です。



自分と社会を革新するためには歴史の認識が必要


「常に時代は変化しているのだから、自分も常に変化していかないと!」という認識は、「歴史観」を持っていれば当たり前のこととして受け入れられると思います。


変化こそ不変!


自分を変化させたり、社会をより良い方向に変化させていくためにも、「変化こそ不変のものである」という認識が大切。


そして、「過去」知らないと、どう今の状態をアップデートしたらより良い社会が創れるかという「革新」の方向性が定まらず、的外れな「革新」になってしまうかもしれません。


新しい革新を起こすためにも、やはり「歴史」の認識が大切な訳です。



一時的なノウハウ等は「ヨコの思考」であり、歴史観は「タテの思考」


一時的なノウハウや、メディアなどで流れてくる表面的な情報ばかりになってしまうと、変革期にはむしろ危険。


僕はこれらで物事を判断してしまう思考状態を「ヨコの思考」と呼んでいます。


皆さんも、ワイドショーのコメンテーターなどで、「なんかこの人が言ってることって表面的で中身が薄いよな」とか、思ったことありませんか?


あるいはそれを鵜呑みにして信じ込んでしまう。

結果が異なった途端、アタフタしてしまう。


まさにそれが「ヨコの思考」ばかりになってしまっている状態。


一方で、「この人は口数は少ないけど、なんか本質的で、哲学的で、深いんだよな〜。だから信頼できるんだよなぁ」みたいに感じることもありますよね。


そういう人たちはすべからく歴史に学んでいらっしゃると思います。


こういう人たちのように、歴史から物事の本質を見る目を養い、適切な未来を作るための判断軸になるような「歴史観」に基づいて判断する思考状態を「タテの思考」と呼んでいます。


常に変化するこの社会においては、「タテの思考」を軸として持つことが大切。


「ヨコの思考」も一時的な効果を生み出すために役立つこともありますが、やはり変革期に欠かせないのは「タテの思考」でしょう。


僕も、「タテの思考」をしっかり養って、本質的な判断ができるように自分を磨き続けていきたいものです。



ただし今の歴史の教科書では本質は学べない


歴史というのは教科書に書いてあることが全てでは全くありません。

暗記が大切なのではありません。テストの点数でもありません。


今の日本の歴史の教科書は、○教組の意図が入りすぎています。笑

僕の場合は社会人になってからですが、自分で足を運び、旅して、旅先でディスカッションしてきたり、仕事で経営者の方々とたくさんお話を吸収したりしてきた中で判断するに、むしろ、教科書に掲載されていることには誤りや切り取りも多いです。

これでは本質どころか、誤った判断を招きかねず、

後世に対しても無責任な行いをしてしまいかねません。

そのくらい、歴史をどう見るかというのは、

意思決定を大きく左右する訳です。

歴史を綴る際には、綴る人の意図も混じってくるのは仕方のないことですから、

自分で調べ、どちらの意見や意図も知り、その上で自己判断していくしかありません。

これからも勉強勉強・・・!

人・旅・本から歴史観を自分の中に育んで、歴史の中の一人の担い手としての自覚を持ってやっていきたいと思う今日この頃です。



なんとか一丸となって、この危機を乗り越えていきましょう。

そして、その後の未来に待っている新しい社会を一緒に創っていきましょう。


ありがとうございました。



株式会社ドットコネクト

代表取締役 兎澤直樹

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