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  • 兎澤直樹

気まぐれ社長コラム No.8「時流適応の考え方」

*この記事は弊社ドットコネクトの学生アルバイトに配信している「気まぐれ社長コラム」の内容(2024年3月5日)を抜粋して掲載しております。


これからは、ちょくちょく時事ネタにも触れていこうと思う。


というのも、経営するには常に「時流」を読まなければならず、時事ネタから読み取れる時流の変化も多いからだ。


時流というのは要するに、「世の中の大きな変化」のことだ。


とりわけ僕は、「人々の価値観の大きな変化」に着目している。


あらゆる出来事に影響されて、人々の価値観は常に変化している。


これからどういう社会になるのかをある程度読んで、経営のかじ取りをする必要があるのだ。


今世の中で何が起きているのかをよく観察すれば、事業運営に役立つヒントはそこら中に転がっている。


要は、常にそういう社会の動きや出来事を意図的に観察し、そこから何をくみ取り、自分の人生や経営にどう役立てるのかということが大事なのだ。


誰もがスマホを持ち、ITやAIの進歩がより早まってくると、社会の変化スピードも当然速まる。


イギリスの産業革命以降、核開発まで大きな革新的技術進歩がなかった時代とは、根本的に変革のスピード感が異なる社会を僕らは生きているのだ。言うなれば、これまでは100年かかっていた技術進歩だったものが、これからは1年くらいに濃縮された時間間隔になる。


そんな社会において、仕事も経営も軌道に乗せて継続していくには、自分や自分の会社をどう変化させ続けるか、その方向性を間違えないことがとても大切になる。


だから、世の中で何が起こっているのかを観察する材料として、あらゆる時事ネタも役に立つのだ。


あらゆる話題を他人事ではなく、自分の人生に当てはめて考えてみるクセをつけるのだ。


もちろん、だからと言って時事ネタにただただ振り回されてばかりではいけない。


テレビや新聞、週刊誌の情報だけでは、情報が偏りすぎていて、適切な判断ができない。


大切なのは、歴史的背景、時代的背景、お金の流れ、それぞれの思想の違いなど、きちんと本質を捉えた上で、あらゆる時事ネタを観察するのだ。


最近も色々なニュースがあった。


・能登半島地震

・芸能人による性加害の告発

・政治家による裏金問題

・日本の新生児の数が80万人割れ

・大谷翔平の結婚と会見内容

・日経平均株価が史上初の4万円超え

・ビットコインが1000万円超え


見出しだけ見ていれば、テレビやYahoo!ニュースと変わらない。


それぞれのニュースから、災害対策は今の状態で足りているのか、著名人の疑惑や問題の本質は何なのか、吉本興業の会社としての対応はどうだったのか、自社のリスクマネジメントで見落としている点はないだろうか、凄い人や会社は何が凄くてその結果になったのか、マネーの値動きの背景には何が起きているのか、これからどういうところにポジションを取ればリスク分散しながら資産形成していけるだろうか。そういうことを考える。


起こった出来事だけではない。


これから起こるであろう世界情勢を大きく動かす出来事(戦争、災害、大統領選挙など)の行く末も予測したり、複数パターン考える。答え合わせする。


そういうことを繰り返して積み重ねていくと、経営やマネジメントの仕方、商品戦略、マーケティング戦略、価格戦略、個人の資産形成など、あらゆることに役に立つ。あてずっぽうの経営ではなくなるため、精度が高くなる。


僕は前職が経営コンサルタントという仕事だったので、新入社員の頃からよく経営者から「兎澤さんはこのニュースどう思う?」などと急に質問されることも少なくなかったのだ。そこである程度のことが言えないと経営者は納得しないし、内心「このコンサルタントこのくらいのレベルか」と思われてしまう状況に身を置いていたので、いつ話を振られてもいいように、意識して常に訓練していた。


もちろん、大して役に立たない時事ネタもある。それらは単なるノイズだ。ノイズ情報も今はとても多い。そしてそれらは、僕の場合は少し考えてピンとこなければ普通に流す。この辺はある程度、意識的に観察するクセをつけた上での経験によるものも大きいかもしれない。


あとは、他人が同じ出来事をどう捉えているのか、自分の感覚と比較してみるのもいい。「そこには気づけなかった」「そういう見方も確かにあるな」「自分と同じ感覚だけど、自分より言葉選びが適格だな」などと、他人の視点もとても勉強になるし、自分自身の思考のクセや思想もより鮮明になっていく。つまり、自分自身の観察眼を磨きながら、自分自身を知ることにもつながるのだ。


あらゆるニュースや出来事をみて、「自分とは関係ない」というところからスタートしてしまってはもったいない。そういう人は変化できずに成長が止まりやすい。


他国の出来事も、日本の政治も、著名人の話題も、マネーの値動きや経済の動きも、技術進歩の話題も、あらゆることがSNS等で情報として発信され、それに対する意見も交錯し、人々の価値観の変化に少なからず影響している。そこから何を学び取るかで差が生まれるのだ。


あまりそれらに人生を左右され過ぎるのもよくないが、自分の信念を大切にした上で、社会の変化に自分を自然と合わせていくと、経営も人生もうまくいきやすい。


社会の変化に柔軟になれないくらいに自分の価値観に意固地になると、これからはますます生きづらい社会になるだろう。


自分や他人の価値観を互いに尊重しつつも、変化に柔軟に。


君たちはまだ若いが、ちょくちょく君たちとのジェネレーション・ギャップを感じさせられている僕は、年を取るにつれて意固地で変化できない「心の老人」にならないように、これまで以上に気を付けなければならないと考えている。


常に「時流適応」


そして、変化を楽しむ。


これがどんな社会変化が起きても、人生にも経営にも役立つ考え方の要諦だ。


P.S.

もしコラムで取り上げてほしい話題などあれば、こそっと連絡をくれれば、できる限り取り上げたいと思う。

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