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兎澤直樹

気まぐれ社長コラム No.17「スキル」より「スタンス」を考えよ

更新日:2024年5月20日

*この記事は弊社ドットコネクトの学生アルバイトに配信している「気まぐれ社長コラム」の内容(2024年5月10日)を抜粋して掲載しております。


今日は時事ネタ系だ。


この5月に入って、退職代行を使って退職する4月入社の新卒社員が多く、退職代行会社は忙しいらしい。


退職代行サービスを行う会社やその従業員は、どういうモチベーションでやっているのかとも思うところだが、自分で入社を決めた人間が、自分で退職の旨を申し出ずに他人にお金を払ってまで代行してもらうというのも、面倒なことから逃げたい心理が強いのかなとも思う。


僕のコンサルの元クライアント先でも、新卒採用で入社した子が退職代行を使って辞めたと社長から報告をもらったことがある(1年前くらい)。


時代と言えば時代なのかもしれないし、企業側にも問題があったのかもしれないが、できれば君たちには、これから社会に出て入社した会社を仮に辞めるときには、退職代行を使うという安易で不義理な手段を取るのはおすすめしない。


理由はいくつかある。


・人間は退くときにこそ人間性が表れる(試される)

・ギブとテイクの関係性とその認識があまりに崩れているため今後の人生において本人が後々受けるであろうテイクがマイナスになる可能性が高い

・今後のあらゆる場面で自分で責任を取れない他責人間になってしまう可能性が高い

・自分の人生に大いに関係する大事な局面で他人に任せてしまうような人間なのだと自分を信じられなくなる可能性が高い

・そのような行動や態度の積み重ねによって周りからの信用を失いやすい

・短期的な面倒くささから逃げることで、中長期的な社会人の楽しさを実感する機会を失っている


僕が思うのはこんなところだ。


そして、単純にダサいと思う。


「仮に偉くならなくても、大金持ちにならなくても、ダサい生き方だけはしないように、と君たちには伝えたい。」


第3回のコラムでそう伝えたのを覚えているだろうか。


義理人情というと今の若い世代には忌み嫌われるものなのかも知れないが、僕は結構大事だと思う。


人として信頼できる人間に近づこうと精進する心と、それを小さいところでも積み重ねられることが、いつの時代であっても真に信頼できる人間に近づく要諦であると思うからだ。


もちろん自分が恥をかくとか、プライドが傷つくとか、面倒だとか、時間が取られるとか、お金が出ていくとか、不利になるように見える場面は社会に出ればますます多くなるだろう。


そういう場面でこそ、自分という人間の本質が試されていると思って逃げずに立ち向かった方が、時代や場所に左右されずに生きていける人間力の成長につながると思う。


そして、テイクばかりを考えるのではなく、とにかくギブができる人間になることを目指すといい。


そういうものがなく、ただ肩書きや見てくれやスキルが良いだけの人間はどこかで化けの皮がはがれ、痛い目を見る。


これも過去にコラムで伝えたことだが、必ず人生というのはやってきたことの辻褄が合うようになっているのだ。


P.S.今日の結論。社会に出たら「スキル」の前に「スタンス」が重要だ!

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