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兎澤直樹

気まぐれ社長コラム No.41「新年の抱負」

*この記事は弊社ドットコネクトの学生アルバイトに配信している「気まぐれ社長コラム」の内容(2024年1月7日)を抜粋して掲載しております。


明けましておめでとう。

2025年も、社会は紆余曲折しながらせわしなく動きそうだ。


君たちもどんどんそれぞれが人生の次のステージに向かって進んでいくことになるだろう。


特に就活が近づいてきたり、就活真っ最中になってくると、自分自身のこれからの人生をどうしようかと、何かと悩むようになってくる。


就職した後も、その後の人生に悩んだりすることもあるだろう。


今はSNSで色々な情報が飛び交っているから、隣の芝生が青く見えたりもするし、自分自身のことを深く知らずにいるとどんどん悩みの沼にはまってしまう。選択肢は色々あるが、その中から「決められない」「決めきれない」というのがストレスになったりもするだろう。


しかし、自分自身の人生だ。やはり自分自身としっかり向き合って、自分がどうしていきたいのか、自分を知ることは極めて大切だ。


自分を知るには、とにかく色々体験してみることに尽きる。やってみて、自分の心の状態を都度、言語化してみるのだ。


そうすると、「自分って、こういうときにこう感じる人間なんだな」と、自分について知れることが増えていくものだ。


そして、自分の生き方を考える上でとても大切なことがある。


それは、「自分自身の当たり前の水準をどこに置くか」ということだ。自分にとっての常識をどこに置くかということだ。


世間の常識などどうでもいい。自分にとっての常識。当たり前の水準だ。


例えば、野球ひとつとっても、草野球を楽しめればいいレベルなのか、地域大会で上位を目指すのか、プロとしてやるのか、メジャーリークに行くのか、世界トッププレイヤーになるのか、水準がそれぞれ異なる。


大谷翔平選手は、間違いなく世界トッププレイヤーになることをはじめから自分自身の「当たり前の水準」にして野球の練習に励み、日々の生活はその目標を中心に動かしてきたはずだ。


当たり前だが、草野球レベルとは世界が違うのだ。草野球がダメということではない。自分自身で選択することが大事ということだ。


大切なのは、実は全員がその水準を選び取っているということを知ることだ。いろいろやった結果、偶然それぞれの結果に着地しているというよりは、そもそも各自の水準の置き場所の選択が違うということなのだ。


社会人になっても、この「自分自身の当たり前の水準」をどこに置いて仕事をするかという問題があり、それは自分自身で意図的に選び取るべきものなのだ。


出世することを目指すのか、没頭できるくらい楽しければいいのか、定時であがれればいいのか。はたまた別の大切なものを優先させるのか。


僕の場合は大学生の頃、特に夢も特技もなかったので、とりあえずどこに行っても生きていける力を付けたくて、良い修行が詰めそうなコンサル会社に入った。


なので、正直、一般的な社会人よりは休みも取らず、朝から晩(ときに明朝)まで普通にしていたが、しんどかったという感覚はほぼ無かった。激務とも思わなかった。残業という発想もなかったし、残業代など申請したこともなかった(残業代の申請方法すら知らなかった)。


なぜか。それが自分にとっての「当たり前の水準」として、自分自身で選択した働き方だったからだ。


もしも、やりたくもないことを他人に強制されてあれだけの長時間労働させられるのはさすがにきついが、当時の僕はどんどん能動的に仕事の経験を積みたかったから、イキイキとやれていたのだ。それなりに悔しい想いもしたこともあったが、総じて楽しかったし、それなりに良い修行が積めたから今の僕がある。


もちろん世界には、僕などでは到底足元にも及ばないほど、さらに働いている人もたくさんいる。


でも同じ人間だ。多少の差はあれど、誰にとっても1日は24時間しかない。だから働く時間だけではそこまでの大差にはならない。


20代は多少の無理ができる。僕の発想は、無理できるときに多少の無理はしておく方が経験が積めるからその方がいいということ。そう考えて働いていた。


今は労働基準が僕のときより厳しくなっているから、そのような働き方は君たちはできないかもしれないが、それでも君たちもかつての僕のように、貴重な20代をこれからそれぞれのペースで駆け抜けるはずだ。


もちろん、「当たり前の水準」というのは、高ければ高いほど良いかというとそうではない。草野球が楽しければ幸せな人にとって、大谷翔平選手の水準を選んでも心が耐えられないだろうし、幸せにはなれないかもしれないからだ。


でも、選択肢として大谷翔平選手のような水準もあることを知らずに、狭い世界だけで判断してしまっていないかは常に注意した方がいい。知った上で、「それでも自分はこっちの方がいいんだ」と胸を張って言えることが大切なのだ。


君たちも、例えば仕事という観点で「自分にとっての当たり前の水準」をどこに置きたいかということを考えてみると良いと思う。


どんな人生にしたいのか、そこから逆算して20代をどういう位置づけの時期にしたいのか、「当たり前の水準」を決めてみるのだ。


社会に出てから、色々な人に出会うだろう。色々な考えがある。


自分らしく幸せに生きるためには、他人の考えや、一般大衆的な常識に自分を合わせる必要はない。自分にとっての「当たり前の水準」を様々な選択肢から選び取るのだ。


様々な水準の選択肢が分からなければ、色々な人に会って話を聞いたり、色々な人の書いた本を読むと良い。


色々な人の人生を学び、自分の人生に取り入れられる部分を取り入れることで、自分の人生をさらに良いものにしていくのだ。


僕の場合は、何がしたいか分からない大学生の頃に読んだ経営者たちの本を読んで、「こんなに仕事に熱をもって取り組んでいる人たちがいるんだ」という発見があり、そこで胸が高揚したのだ。


公務員とか、安定した大企業とかで務めることよりも、仕事にやりがいと熱をもって成長していくような人生に惹かれる人間なのかとそのときはじめて自分のことを知った訳だ。


自分のことは案外自分自身が一番よく分かっていなかったりする。でも誰も自分の人生の責任は取ってくれないし関心も無かったりする。


だからこそ、なるべく早い段階で色々な人の価値観から、自分の人生をデザインしていくのだ。


その上でひとつの重要な観点が「自分にとっての当たり前の水準をどこに置くか」ということなのだ。


P.S.2025年の抱負とやりたいことを僕も仕事とプライベートに分けて書いてみた。

仕事の面では新たにリリース予定のRPAの時間貸しサービス「レンタルRPA mini」を軌道に乗せることが大半を占める。

プライベートでは家族との良質な時間の確保、週2~3のトレーニングで健康的な身体の土台作り、ゴルフのアベレージスコア95(今は100)、しばらく行けてない海外旅行なんかを並べている。

数年後には、仕事でもプライベートでも活用できる海外拠点を作るのも良いと考えている。

君たちも1年(それ以上の長期でもいい)のテーマ、抱負、やりたいことなど書き出してみてはいかがだろうか?

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