*この記事は弊社ドットコネクトの学生アルバイトに配信している「気まぐれ社長コラム」の内容(2024年10月24日)を抜粋して掲載しております。
今週の日曜日は衆議院議員総選挙の投票日だ。
18歳から選挙権が認められるようになったから、君たちも投票に行ける。
しかし、若者の多くは、「自分が1票を投じたところで何も変わらない」という理由で投票に行かない意向を示しているようだ。
これは別に今に始まったことではないが、大きな問題だと思っている。
確かに1票では結果は変わらないが、それが積み重なるとどうなるか。
投票率が低い若者よりも、投票してくれる一定層に対して優れた政策ばかりになるのだ。
30年間も日本人の平均給与は上がらず、現役世代の税負担・社会保険負担ばかりが増している。
このままいくと、僕たち、君たちの負担はもっと増す。大して払うことに意味のない、高いお金を払わされ続けるのだ。
しかも多くの政治家や日本はマスメディアも財務省に逆らえない(予算を司っている)から、前にもこのコラムで伝えた「日本は本当はそんな簡単には財政破綻などしない」ということを報じない。不安ばかり煽る情報でますますあふれる。
君たちの1票は、結果にほんの少しだけしか影響しない。それは確かにそうだ。
でも、もっと大切なのは、若者の投票率を上げて「無視できない存在になること」なのだ。
お年寄りは日本には非常に多い。しかし彼らの主な情報源はいまだにテレビや新聞だ。
こう言っては失礼だが、はっきり言ってマスメディアの洗脳通りに投票してしまう人も多いだろう。
しかし希望は、若者がテレビや新聞をもはや信頼できる情報源として見ていないことだ。
だから若者がもっと将来の生活に関心を持って、投票率を上げないと日本の未来はほぼ確実に暗くなるばかりなのだ。
自分が投票しても何も変わらない。そう思うのではなく、「自分たちを無視するなよ」と意思表示をしなければならないのだ。
投票に行かないというのはどういうことか。
その結果当選した人たちに、無条件にこの国や地域の行く末をゆだねるということだ。
そして、その人たちが作った制度や仕組み、決めたこと対して一切の文句を言わないということだ。言う権利がない。
無関心でもいいが、高いお金を払わせられて損をするだけでなく、君たちの子どもたちや孫たち世代にも影響してくるのだ。
選挙権が与えられたということは、選挙権がない子どもだった頃とは何かを変えないといけないということだ。大人になるというのはそういうことだ。
選挙権があることは当たり前ではない。先人たちの血の犠牲によって勝ち取られたものなのだ。
今の政治家たちははっきり言って身勝手でエゴばかり。このままでは国民は負担を強いられ、権力者が美味しい想いをし続ける。犠牲になるのは国と国民の未来だ。
僕は、先日の自民党総裁選(石破さんが勝ったやつ)の結果とプロセスを見て、衆議院・参議院議員を選ぶということがいかに大切かを改めて痛感させられた。
「次の衆議院銀選挙はとても大切な選挙になる」と思った。僕が思っていたより早く石破さんが衆議院の解散を発表したけど、本当にこの選挙は大切だ。
あまりその理由まで言ってしまうと、どうしても僕自身の政治思想を書かざるを得ないので、それを君たちに押し付けたり、刷り込みたくはないのであまり書かない。
聞きたい人は質問してくれれば僕なりに伝えることはできるが、一方的に発信しているこの場ではこれ以上書かない。
大事なのは、きちんと関心を持つこと。自分なりに日本や自分の未来を考え、調べること。そして、ちゃんと投票に行くこと。
良いと思う人がいなければ、白票でもいい。投票日は忙しくても期日前投票がある。いかなる行かない理由も言い訳なのだ。
僕は、君たちにはどんなに忙しくても無責任でいてほしくはないのだ。今は分からないことも多いから関心を持ちようもないかもしれないが、この国は今、相当な危機にある。
この国の歴史、世界の歴史、経済、社会情勢などを学び、君たちなりの視点で物事を見て、責任を持って1票投じる。その姿をさらに君たちの子ども達の代にもきちんと見せる。そういう大人になってほしい。
君たち若い世代の行動。それ以外にもう、落ちゆくこの日本という国に明るい希望はほとんど残されていないのだ。
P.S.つくばはつくば市長・つくば市議会議員選挙も同じ日があるから、候補者について調べるのはなかなか大変だ。それでも僕は、日本、地域、自分、家族、そして子ども達の未来のために投票に行くのだ。
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